アリゾナ州セドナの郊外にあるフェイキャニオン。トレイルの途中で脇道に逸れるとナチュラルアーチがある。
そのアーチの袂に住居跡が残っている。
しかし、この住居跡はよく見るとかなり変だ。
石を積み上げているだけのかなり簡素な造りだが、隙間を埋めている粘土(土)がなくスカスカな状態。
石自体も風化した様子はなくかなり新しいものに見える。火を使った痕も見られない。
恐らくこの住居跡は20世紀に入ってから何者かが(ヒッピーの類い?)先住民のまねをしてごく短期間寝泊まりしていたものではないかと推察できる。ネットで調べたところ、同様の見解を見つけることが出来た。
住居跡としては何の価値もないが、ナチュラルアーチはそこそこ見応えがある。
行き方
フェイキャニオンの駐車場に車をとめ、道を渡りトレイルに入る。
右側に崖が迫ってきたら右側に注意しながら進む。
木々の間から崖の凹みが見えたらそれがアーチ。
枯れ川を渡り、判りづらい細道をひたすら登る。
瓦礫やサボテン、刺のある木を避けながら慎重に登るとアーチの下へたどり着く。
ルートが非常に判りづらい上、勾配もきつく危険も伴うのでよほど思い入れがない限りお勧めしない。
訪れる場合は単独ではなく複数で。